―ヴィオラはメイド姫候補の二人に、今後の開拓に関わる重要な話をしていた。


【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-1
ヴィオラ
「二人とも、悪い報告があるの。ここからそう遠くない所に、ゾンビやスケルトンよりも強力な魔物が現れたの」

マーガレット
「強力な魔物って…、まさか『ヨドミ』が湧き出たの?」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-2
ヴィオラ
「残念ながら、その通りね。緑豊かな土地だから、そこまで出ないと踏んではいたけど…」

タンジェリーナ
「どういうことなの?早く教えて!」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-3
ヴィオラ
「報告によると、魔物は樫や白樺の森に出現したの。しかるべき対処をした後に遺体を調べたら、通常の魔物よりヨドミの含有量が多かったの」

マーガレット
「ヨドミを吸収して強力になったのね。でも、ヨドミは森みたいな場所だと少ないって言ってたはずじゃ…」



【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-4
ヴィオラ
「それが…、最近森でも『ヨドミの逆流』が発生しているの。大昔に大量発生してから、私たちメイディアンと植物の力で抑え込んで浄化してきたけど…」

タンジェリーナ
「だったら、結界を張ってどんどん花とか植えればいいじゃない!メイド姫候補だって、いくらでもいるんだし…」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-5
マーガレット
「でも、その前に宿舎を完成させないと話にならないわ。それから、誰がどこを開拓したいのかも聞く必要があるわ」

タンジェリーナ
「あっ、そうだった…」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-6
マーガレット
「とにかく、まずは目の前の課題をクリアする必要があるの。開拓の範囲決めは、ある程度人が集まってからにした方がいいとは思うわ」

タンジェリーナ
「…じゃあ、なおさら早く完成させる必要があるわね」




―それから数日後


【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-7
タンジェリーナ
「シトロン、早くして!こっちはもうキッチンも事務室も、泊まる所だってできちゃったのよ!」

シトロン
「慌てるなって、ちょっと待ってろ」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-8
ベルガモット
「とりあえず、赤と青の二色だ」

マーガレット
「あら、素敵なタイルね」

シトロン
「他の色が必要になったら、俺に言ってくれ。原料は染料以外同じだからな」




【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-9
マーガレット
「アスター、建材持ってきたわ」

アスター
「ありがとう、これで作業ができるよ」



―一時間後


【Chap.1】メイド姫の開拓地 part6-10
アスター
「よし、完成!」

マーガレット
「これで必要な設備は揃ったわ。あとはロザリーを待つだけだけど…」


―果たして、喜んでくれるかしら?